トンネル標準示方書 シールド工法

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

トンネル標準示方書〔シールド工法〕・同解説221ページの解説 表4.3送排泥管設備例によると
同外形のシールドでは、一般に排泥管径よりも送泥管径のほうが大きいものを使用することになっています。

これは正しいのでしょうか?

日本道路協会のシールドトンネル設計・施工指針269ページによると、同径の場合が多いとも書いてありますし
イメージ的に掘削土を運搬する排泥管の方が大きいものを使用すると思うのですが。
そんなに逸泥してしまうのでしょうか?

コメント

ユーザー 中筋 智之 の写真

 地下鉄工事の場合,泥水プラントは地上に,フィルタープレスなどの泥水処理設備は駅部の坑内に設けることがあり,送泥距離が排泥距離より大きくなる場合もあります.排泥に掘削土を含むため
 送泥量<排泥量
となります.摩擦損失水頭は
 fL/D
 ここに,f:摩擦損失係数,L:管長さ,D:管内(直)径
としてBernoulliの式,連続式により送・排泥量から管径を決めます.
 土質調査結果よりも大きい礫や殻が出現することもあり排泥管に礫が閉塞しない様に箱を設けて,礫径以上の管径を選ぶこともあります.