細骨材の表面水率試験の計算式について

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 細骨材の表面水率の計算式について教えてください。
 JIS A 1111:細骨材の表面水率試験方法で、分からない事があり質問させていただきます。
 表面水率を求める計算式で、分子の(m-ms)が「砂の表面水の量(g)」であることは分かるのですが、分母の(m1-m)の式が分からず困っています。
 どうして、「砂の量」から「砂で置き換えられた水の量」を引くのでしょうか?
 簡単に、「砂の表面水の量(g)」を「砂の量(g)」で割るだけで良いのではないのでしょうか?
 砂の表面水率を計算するのであれば、((m-mS)/m1)×100で良いのではと思います。
 どなたか、お分かりになる方がいましたら御教示いただければ助かります。

コメント

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表面水率=細骨材の表面に付着している水量/表乾状態の細骨材の質量です。一方、m1=細骨材の表乾状態の質量+付着している水(表面水)ですから、付着している水の質量は差し引かないといけません。mは、試料に付着していた水(表面水)の質量です。

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表乾状態の質量を Ws
湿潤状態の質量を Ww
とすると、定義により
 表面水率H=(Ww - Ws)/Wsx100----①
JIS A 1111より
 Ww(試料の質量)=m1                =Ws + W表面水質量--------②
 m(試料で置き換えられた水の質量)
  =試料の体積  =Wsの体積 + W表面水体積  =Ws/ds + W表面水質量/1.00-----③
                                (ただし、dsは表乾密度)
 ② - ③ より
 Ws=(m1-m)ds/(ds-1)  これとWw=m1 を強引に①に代入すると
H=(m-m1/ds)/(m1-m)x100     が算出されます。