橋のリサイクル

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ユーザー 中川 義也 の写真

下記は石川県での歴史的な意匠を持つ橋梁のリサイクルに関する記事です。
#どちらかというと、「リサイクル」という表現よりも「再生」として欲しいが。

この橋梁は意匠的な意義があったため再生されるのでしょうけど、
単なるラーメン橋であっても資材はリサイクルされるのでしょうか?
それとも、鉄資源として溶かされるのが一般的なのでしょうか?
県内で初めて 橋をリサイクル 金沢・御影大橋が手取川の自転車橋に (2003年1月2日)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20030102005.htm

 県は今年春、新たに架け替える金沢市犀川の御影大橋を、今度は手取川を渡る自転車道用の橋に丸ごと”リサイクル”する。橋の再利用は県内初めてで、終戦直後、復興のシンボルとして完成した同橋の記憶をとどめ、現代は再現するのが難しい工法が駆使された文化財として保存するのが狙い。公共事業費が削減される中、建築資材を有効に使ったモデル工事にも位置付ける。

コメント

ユーザー 井上 直洋 の写真

 興味が在ったので再利用の例を調べてみました。

 材料の特性上、鋼橋の再利用が多いです。
再利用された理由は歴史的意義が多いようですが、旧橋が壊れて早急に復旧する必要があり転用した例もありました。
 再利用の一例を示します。

○塩屋橋
 http://web.pref.hyogo.jp/douken/hashi/35shioya/03.htm

  大正7年(1958)塩屋橋として架橋され、昭和33年(1958)戸田橋(へだばし)として移設、  昭和61年(1986)淡路島公園へ移設・保存されています。

○南高橋
 http://homepage1.nifty.com/yanaken/kandagawa/bridges/minamitakabashi.htm

  関東大震災のとき焼け残って両国橋の中央部分は日本橋川の支流の亀島川の第一橋梁となる  「南高橋」てして再利用されている。

○四谷見附橋
 http://www.kawada.co.jp/bridge/salespoint/7.html
  
  大正初期に架設された四谷見附橋を、道路橋として多摩ニュータウンに移設・再利用されて  います。

○堅川人道橋
 http://ryodan.com/toden/sonota/jindoukyou.shtml

       
  都電専用橋が、歩行者専用橋として再利用されています。

○馬場野橋
 http://www.iwate-np.co.jp/sicyouson/rikutaka/h.html
  
  歩道橋が再利用されています。

ユーザー 河村直彦 の写真

河村@ピーエス三菱といいます。
手前みそで申し訳ありませんが,日本初のプレストレストコンクリート橋である長生橋(ちょうせいばし)も河川改修に伴って使命を終えることになり,近くの公園に移設されました。

http://www.psmic.co.jp/gijutsu/x/x01.html
に記録があります。

ユーザー 中川 義也 の写真

ご返答ありがとうございます

最古のPS橋ってそんなところにあったんですね。

犀川の橋も、石川県という共通点がありますが、
これは偶然なんでしょうか?
県民に文化的背景があるとか、戦災が小さかったので古い橋が多いとか、
長生橋が引き金になって再生に取り組むようになったとか。
思い当たるところはございませんか?